合気道の特長
 
  合気道には試合がありません。相手に勝って自己満足するために相手を投げるのではなく、
お互いの習熟度にあわせて技を繰り返し稽古し、心身の練成を図る
ことを目的としていますので誰でも稽古できます。
動作はむりのない球転の動きであり、その確立された中心と調和から精神(心)を養い、
お互いに稽古しあっている人と一体となって無理のない正しい動きの中に、ともに一つの技
をつくり上げながら、自然の理にかなった正しい強さを修得するよう稽古しています。

稽古の積み重ねが健康によいのは言うまでもなく、日常生活において何事にも積極的に取り組む
自信が自然と培われてきます。合気道を修行していく内に、自然と姿勢や立居振舞いが美しく
なり、物事をはっきりといえる態度、決断力、実行力といったものが養われ、全身の柔軟運動
や無理のない動きによって、諸機能が活発に働き、調和のとれた
健康美も知らず知らずの内に得られます。
また、さまざまな環境の人々と一緒に汗を流し顔見知りになることにより、
稽古以外の色々な話を聞く機会も多く、ものの見方や考え方の幅が広がります。
道場は、人間理解の眼を深めるためには最適の場です。
合気道の稽古に終わりはありません。稽古をはじめたら根気よく続けることです。
うまずたゆまず求めてください。稽古を続けることが進歩への第一歩です。
"継続は力なり"です。
 
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